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2008年07月30日(水曜日)

●茶道家元研修会

 7月27日 本校茶道部が学校茶道研修会ということで、京都にある、表千家家元見学に参加してきました。引率の先生からのコメントです。
 「この様に見学ができるのは、高校生・大学生のみで、一般の方への見学会などはなく、「若いうちに茶道の心を身につけてほしい」ということで、年に1回毎年この日に行われています。
 ひとたび門をくぐると、京都の町中にあるにもかかわらず、ひっそりとした、都会の喧騒を感じさせない空間、ここだけまるで時間が止まっているような凛とした空間、電気も扇風機もクーラーもない、200年前の日本にタイムスリップでもしたようなまさに日本の伝統が息づいていました。本来は、見ることもできない、祖堂「利休像」がまつられている典型的な利休四畳半の構えで、特別な茶事に使われていたそうです。そこから順に見学をし、反古張りの席、最も狭くもっとも佗びた席で、天窓があり、そこから、光を取り入れるという仕組みになっています。その席の奥には、水屋があり、茶事で供される食事を作っていました。温かいものは温かい状態でという心配りがなされています。次は残月亭、ここは、床の間・・・本来茶席の場合の床の間には、お軸があり、お花が飾ってあります。しかしここの床の間は、二畳ほどの広さがあり、本来の床の間としてではなく、この床の間に豊臣秀吉が座り、お茶をいただいたそうです。そして、天窓から、月が見えた所から、残月亭という名になったそうです。ここまでで、見学と説明が終わり、新席という座敷にて、お茶をいただきました。汗と正座との葛藤に、疲れ果て、お茶をいただくまでにかなり、へとへととなり、さらにここからの正座の長かったこと、生徒たちは、もう限界・・・。
 でも、家元見学に来て良かった、ずっとお茶を続けたいという言葉を聞くことができました。また、最後の話の中に「茶道とは何ですか?」茶道とは、作法を学ぶこと、お茶の点て方を学ぶこと、いろいろあると思いますが、茶道を知らない人にいくら説明しても、説明しようとすればするほど物事の本題から離れていくもの、茶道だけでなく、体験して初めて、解ることがある。確かにその通りだと思いました。茶道を知らない方にも、一度体験してほしいと思いました。見学会に参加した、茶道部員4名は、家元見学会の感想文を書いています。どのような感想になるか楽しみです。家元も感想文が届くのを待っているそうです。」

道とは何か、啓新高校!

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