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2009年07月12日(日曜日)

●日本料理研修!

 7月9日、3年生の調理科生徒31名が、1学期の日本料理実習の締めくくりとして「日本料理食卓作法」に「かんぽの宿福井」へ出かけました。引率の先生kらのコメントです。

 生徒たちはこの日を待ち遠しく、短い1学期間にたくさんの日本料理の基本を教えて下さった鳥山恵輔先生に、前日、感謝の気持ちをそれぞれが紙につづり、本日お渡ししました。
大広間に案内され、各々がそれぞれの場所に座り、委員長の挨拶から食卓作法が始まりました。
 まず鳥山先生は、食事をみんなが楽しむために大切な箸の使い方のマナーを教えてくださいました。両方細くなっている「利休箸」は懐石料理でよく使われますが、ついている「箸帯」は破らずそっと抜くそうです。そして右手で上から持ち、左手で受け、右手を持ち替えて使う方法も教えていただきました。箸を置く時も音を立てずにそっと置くのがマナーだそうです。
 続いて、調理科を卒業した坂口君の紹介がありました。彼は2年前にこの調理科を卒業し、かんぽの宿で調理人として現在も修行中です。その彼が私たちに目の前で出し巻き卵を作ってくれ、それを私たちに配ってくれました。生徒たちは興味津々で、先輩の作り方をそばまで行って見てその仕上がりの良さに皆が驚いていました。卒業生の活躍を間近で見られた事が今日の大きな収穫となりました。
 委員長の合掌で食事が始まり和やかな時間が流れました・・・とは女子ばかりで、男子はよほどお腹が空いていたのか、勢い良く食事を口に運び、食事の流れがスピーディーだった事は言うまでもありません。しかし、細かい細工がしてある料理や器などに大変興味を示し、生徒間でその話題に花を咲かせるところはさすがに調理科だなと、担任ながら嬉しく思いました。
 食事後、鳥山先生から料理の説明があり生徒はその隠された細工を明らかにされると、深い納得のため息がこぼれていました。併せて3年生と言う事もあり、社会人になるための必要な事などをお話しされました。「どんな仕事も辞めずに続ける事」や「人間関係」などの話が印象的で、生ぬるい高校生活と同じように考えていてはだめである事を思い知らされた時間でした。
 帰り、鳥山先生自らお見送りをして下さり、生徒たちは喜んで手を振り返しかんぽの宿を後にしました。
この1学期間生徒たちは、初めての先生でなおかつ初めての本格的な日本料理を学習するという事で戸惑いが多かったと思いますが、生徒と近い立場でご指導して下さり、難しい事も噛み砕いて分かりやすく教えて下さり、生徒も実習担当者も大変感謝しております。今後、和食に進みたいという生徒がどんどん増えていくことを願っております。本当にありがとうございました。

 生徒達にとって心に響くすばらしい実習だったようですね。鳥山先生ほんとに有り難うございました。

心に深く入る、啓新高校!

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