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2008年10月08日(水曜日)

●可能性への挑戦

 二日続けての日本人ノーベル賞受賞のニュースに驚きを隠せませんね。「対称性の自発的破れ」、物理の世界は何度説明を聞いてもわからないものです。
 読売新聞を読んでいると南部先生のおもしろいエピソードが紹介されていました。南部先生は意外にも物理が苦手だったそうですが、難解といわれていたからこそ挑戦したい、そんな思いから東京帝大に進学し、素粒子の研究を始めたそうです。しかし当時の東京帝大には素粒子論の講義がなく、東京文理科大(現筑波大)で、ノーベル物理学賞を受賞した朝永博士のゼミを聴講したそうです。また、その朝永博士の薦めで米国プリンストン高等研究所に留学したときに「何でも聴いてやろう」とアインシュタインに助言を受けに行ったこともあるそうです。
 このようなエピソードを読むと、「成功者は常にアグレッシブ」、そんな言葉がうかびます。難しいから挑戦する。ないのならあるところに行く。臆することなく行動する。常に内からわき起こる気持ちとそれに伴う行動、これこそがノーベル賞受賞に至る大きな原動力ではないかと感じます。
 株安、円高など厳しい世の中の状況なれど、だからこそ前に向けて挑戦する、そんな気概を持ち続けていきたいと強く思っています。

成功者から学ぶ、啓新高校!

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