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2007年07月20日(金曜日)

●第一学期終業式

今日で第一学期が終わりました。全校生徒のみなさんご苦労様でした。明日から夏の活動に入りますが二学期の始業式の時にはまた全校生徒がそろって元気な顔を見せてほしいと願っています。

終業式挨拶

「始業式の挨拶として二つ話をします。
まず一つめです。新潟の地震はみなさん知っていますね。福井も昭和23年に地震がありました。さらに昨日の7月19日は福井が大空襲に遭った日でもあります。アメリカの爆撃機B29が夜10時頃福井市の空を覆い尽くし9500発にも及ぶ焼夷弾を投下、福井市は火の海とかし犠牲者約1600人を数える大惨事となりました。
理事長先生のお姉さんから聞いた話ですが「火の海を逃げる中、ある防空壕に逃げ込もうとしたとき、防空壕の中にいる人からここは満杯だからほかにいきなさい、といわれ泣きながら火の海の中丸岡方面に逃げたそうです。明けて20日自分の家に戻る途中に逃げ込もうとした防空壕が見えたそうですがその中にいた人々は皆蒸し焼きになり死んでいたそうです。」
この話を聞き人間の運命は本当に紙一重だと思いますし運命というものを感じざるをえません。私たちが今こうして生きていることに感謝しましょう。熱い体育館の中こうして話を聞いているのは大変だと思いますが、新潟で被災した人たちは今まさにこのような状態の中避難生活を送っていることを忘れてはなりません。感謝です。
ホームルームの時、新聞記事を読みましたよね。新潟だけではなく、アフリカには水さえもまともに飲めない国もあり、そこで生活しているみんなと同じ年代の子も学校に行きたくてもいけない。文字も知らない、数も数えられないそんな子供達がいる現実があります。
みんなもいろんな悩みを抱えていると思いますが今こうして生活できていることに感謝です。これからの夏休み、一日一日を大切にすごしてほしい。
二つめです。
最近、会社関係の方々とお会いする機会があり、こんなことを言われました。「先生、いくら勉強ができ、一流大学を出てきても挨拶一つできないのでは通用しませんよ。人間として当たり前なことができる人間が大事ですよね。」
全く同感です。みんさん本校は「挨拶日本一」を合い言葉に挑戦中です。人生を幸せにするのは人間性です。挨拶をする、思いやりをもつ、物を大切にする、など人間として当たり前のことを大切にしていくことで幸せは近づいてきてくれるものです。ズックのかかと踏んでませんか?ズックを大切にすることで自分にプラスが返ってきます。自分の中のプラス貯金を増やすことに意識を傾けてほしい。一人ひとりの最高の人生を送るために。
最後にみんな元気に夏休みをすごし充実したものにしてください。最高の笑顔で二学期また会いましょう。以上一学期の終業式の挨拶とします。」

最高の夏休みに、啓新高校!


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